鮪(まぐろ)
成分・効能など
まぐろは、部位によって含まれている栄養成分が異なります。トロの場合は、不飽和脂肪酸のEPAやDHAが多く含まれます。赤身にはタンパク質やセレンが多く、血合いの部分は、タウリンや鉄が豊富に含まれています。
EPAやDHAは動脈硬化を予防する効果が期待できるため、脂質異常症など、生活習慣病予防にもなります。セレンは、抗酸化作用や、ガンの抑制効果も期待できます。そしてタウリンは、肝機能を高め、二日酔いを防ぎ、高血圧を改善する働きが期待できるでしょう。
カロリー:100g中106kcal (刺身6切れ平均80g:85kcal)
選び方
旬の時期:通年を通して出回っている(日本近海では春~夏)
ハリとツヤのある”さく”を選ぶようにしましょう。さくの節目が平行のものが良品です。
保存方法
切り分けて、密封容器に入れて、醤油とみりんを1:1の割合でかけて冷蔵保存することを”づけ”と言います。丼などにして頂くと美味です。
相性のいい食べ物
ブロッコリースプラウト
まぐろの刺身とブロッコリースプラウトをあわせて、まぐろのカルパッチョ風に。ブロッコリースプラウトにはスルフォラファンが豊富で、ガン予防になります。
山芋
まぐろのトロロ丼は、代表的な食べ方ですが、山芋はまぐろと好相性です。山芋のネバネバ成分であるムコ多糖類が、まぐろに含まれるタンパク質の吸収をよくしてくれます。皮膚の代謝が高まり、美肌効果が高まるでしょう。