風邪
原因
免疫力が低下して、ウイルスに感染されやすい
風邪は特定の疾患名ではなく、ウイルスの感染で上気道に起こる急性炎症の総称です。原因となるウイルスは200種類以上もあると考えられており、カラダの免疫力が低下すると感染しやすくなるのです。
主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、喉の痛み、発熱、頭痛などです。ひどくなると、気管支炎や肺炎の懸念が高くなるので、注意が必要です。特に免疫力が低下している人は、肺炎で命に関わることがあるので、食事ではスタミナがつくよう、十分注意しておきましょう。
予防と対策
免疫力UPにはビタミンC摂取!
風邪予防は、免疫力を高めるビタミンCの摂取が一番です。またビタミンAの摂取も重要です。
ビタミンCは細胞同士の結合を高め、ウイルスの侵入を防ぎ、体内に入って来たウイルスを排除する白血球を活性化してくれるでしょう。野菜や果物から摂取できます。
ビタミンAは、抗酸化作用が強く、鼻や喉など上気道に関わる気管の粘膜を健康に保つ役目があり、ウイルスの侵入をシャットアウトします。ビタミンAは野菜や果物には、β-カロテンやリコピンとして含まれ、体内でビタミンAに変換されます。
重要な栄養成分
ビタミンA(β-カロテン)
鰻(うなぎ)やレバー、赤身の肉類にはレチノールとして、野菜や果物には、β-カロテンやリコピンなどのカロテノイド類として含まれています。どちらも体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ちます。
ビタミンC
コラーゲン生成に必要不可欠なビタミンで、血管や粘膜を丈夫にしたり、免疫力を高める作用も期待できます。果物をはじめ、赤ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、さつまいもなどにも豊富に含まれています。
参考レシピ
にんじんとオレンジのビタミンサラダ
にんじんとピーラーなどで薄くスライスし、オレンジ果汁とオリーブオイルで和え、ナッツ類をトッピングしたビタミンたっぷりのサラダです。にんじんからβ-カロテン(ビタミンA)とビタミンE、オレンジ果汁からはビタミンC、そしてオリーブオイルとナッツ類からもビタミンEが摂れます。ビタミンA、C、Eが一緒に摂れることになり、皮膚や粘膜を健康に保ち、ウイルスが体内に入るのをブロックしてくれるでしょう。
まとめ
- 免疫力が低下してくると、ウイルスに感染して風邪をひきやすくなります。
- オレンジやレモン、野菜に豊富なビタミンCで免疫力を高めておきましょう。
- にんじん、うなぎなどに豊富なビタミンAで鼻や喉の粘膜を丈夫にしておきましょう。