イオウ
肌のトラブル改善や解毒作用に!
イオウは、アミノ酸の一種で、シスチンやメチオニン、システインなどに含まれています。軟骨や腱などの構成成分にもなり、食品の中では、主にイオウ化合物の状態で存在します。
髪や肌、爪を丈夫にする作用があり、美養(美容)トラブルの改善に期待できるでしょう。解毒作用もあり、体内で有害なミネラルが溜まるのも防ぎます。
不足すると…!?
必要量のタンパク質を摂っていると、食事で不足することはありません。しかし不足することがあれば、肌のシミ、抜け毛、皮膚炎を招く可能性が高まります。体内の解毒力が低下することもあります。
摂りすぎると…!?
食品に含まれているイオウはわずかです。そのため、食事で摂取過多になる心配はほぼありません。
イオウを多く含む食品
肉類、魚介類、卵など、タンパク質の豊富な食品に多く含まれています。にんにくなどにはイオウ化合物として含まれています。
乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
肉類:牛肉、豚肉、鶏肉
野菜:にんにく、ネギ、玉ねぎなど
その他:胚芽精米、卵など
ビタミンB群との組み合わせがオススメ
イオウを多く含む卵と、鉄の多いほうれん草や小松菜を一緒に摂ると、イオウが鉄の吸収を妨害するため、あまりオススメはできません。納豆に多いビタミンB2やナイアシンが多いじゃがいもなど、ビタミンB群との組み合わせがオススメです。
まとめ
- アミノ酸の構成成分として、タンパク質に含まれています。
- 健康な髪や肌、爪を造ります。そして軟骨や腱の構成成分にもなります。
- 鉄と合わせると吸収が低下します。