尿酸値が高い

原因

尿酸が増えすぎて、排出されにくくなっている

尿酸とは、細胞の核に含まれているプリン体からできる老廃物の1種です。暴飲暴食でプリン体を過剰に摂取した場合や、激しい筋トレやマラソンなどの無酸素運動を続けると、体内で尿酸が増えすぎ、排泄される量が減るので、尿酸値が高くなってしまいます。

尿酸値が7.0mg/dlを超えることを「高尿酸血症」といい、放置すると、痛風や腎臓病、脂質異常症、高血圧などの懸念が高くなります。

予防と対策

乳酸菌の摂取を増やし、水分補給をこまめにしましょう

まず、レバーや白子、牛ヒレ、豚ロースなど、プリン体の多い食品の摂取を控えましょう。そしてプリン体の分解を促す乳酸菌の摂取を増やして、水分補給をこまめにするようにすれば、尿酸の排泄を促してくれます。

水分補給はカロリーのない水やお茶から、1日2リットル程度を目安に補ってください。また、利尿作用のある海藻などからカリウムの摂取も心がけましょう。

重要な栄養素

乳酸菌

糖類に作用して、乳酸をつくる細菌の1種です。腸内環境を整え、尿酸のもととなるプリン体を分解する役目もあります。ヨーグルトやチーズ、キムチ、漬物、味噌などにも含まれています。

参考レシピ

フルーツヨーグルト

乳酸菌はやはりヨーグルトが一番摂りやすいでしょう。果物にはカリウムも豊富で、おまけにビタミンやミネラルも一緒に補えます。体重や血糖値も気になる方は、無糖ヨーグルトを選びましょう。

まとめ

  • 尿酸は老廃物の1種で増えすぎると痛風などの疾患を引き起こします。
  • 尿酸のもととなるプリン体を分解するには、乳酸菌の摂取が必須です。
  • プリン体の多い食事は控えて、水分補給をこまめにしましょう。