血圧が高い
原因
乱れた生活習慣や塩分の摂り過ぎ
心臓は、1分間に4~5リットルの血液を全身に送りだします。この血液の流れが血管壁にかける圧力を「血圧」と呼びます。上の血圧が140mmHg以上で、下の血圧が90mmHg以上ですと、高血圧と診断されます。
年齢とおもに、血圧は誰でも高くなる傾向があります。そして遺伝的な要因に加え、塩分の多い食事や喫煙、飲酒、運動不足、ストレスなどが積み重なると、高血圧症という疾患を引き起こします。
予防と対策
カリウムで塩分の排出を促しましょう!
高血圧は、心疾患など、様々な病気の原因となるため、早めの対策が必要です。
食事では、塩分を控え、野菜や果物、海藻などに多く含まれるカリウムを摂るようにしましょう。ナトリウムの排出を促して、血圧を正常に保つ働きがあります。
根菜類や海藻に多く含まれる「食物繊維」も同様の働きをする他、栄養素の吸収を穏やかにし、肥満を防ぐでしょう。また肥満による高血圧予防にもつながります。
重要な栄養素
カリウム
ナトリウムと共に、細胞内外の浸透圧を調整するミネラルです。血圧を上げるナトリウムの排泄を促します。きゅうり、すいか、わかめなどに多く含まれますが、加熱調理によって失われるので、サラダなど生野菜だと補いやすいでしょう。
参考レシピ
海藻サラダ
わかめや、めかぶ、ひじきなどの階層にはカリウムや食物繊維が豊富です。ドレッシングにはお酢やレモン果汁を用いれば、減塩につながり、クエン酸も補えます。オリーブオイルやゴマ油など、風味のいいオイルを使うのもいいでしょう。
低血圧の人は!?
高血圧とは逆の低血圧の人は、上の血圧が90mmHg以下、下の血圧が50mmHg以下で低血圧症となります。カラダが冷えやすいので、カラダを温めるタンパク質を摂るようにしましょう。高血圧の人と比べ、糖尿病や心疾患など、死に至る病にはかかりにくいため、総じて長生きをする人が多いようです。しかし低血圧が続くと、頭痛、冷え性、貧血、うつ状態になりやすいので、放置しないようにしましょう。
まとめ
- 塩分の多い食事、喫煙、飲酒、運動不足などが原因だと考えられます。
- 血圧を上昇させるナトリウムの排出を促すカリウムをしっかりと摂りましょう。
- 食物繊維には、体内の余分なナトリウムを排出させる作用がある。