食欲不振

原因

ストレスで空腹感が抑えられている可能性が…

日々の楽しみでもある食事。しかしストレスや強いショック状態などから「食べ物が喉を通らない…」という状況もあるでしょう。また、病気が原因のこともありますが、多くはストレスが原因です。疲れが溜まっていたり、重大な悩みや不安や抱えている、人間は総じて空腹感を感じなくなり、食欲が湧かない、という状況に陥ります。

食べない状況が続くと、体力や気力も衰えてきて、さらにストレスが強くなります。悪化してくると、拒食症を招くこともあるので、注意が必要です。

予防と対策

辛味成分を取り入れて食欲を刺激しましょう

悩みや不安をすぐに取り去るのは難しいことです。しかし、疲労を回復して、ストレスを和らげることも大切です。悩みなどの思考回路も神経物質が関与しているとの研究もあり、それらの物質のメンタルを強くするにも、日頃何を食べているかがキーとなるでしょう。少しでも食べることが大切です。

悩み事がある時に陥りやすいのが、甘いものをたくさん、食べてしまうという行為。程度の糖分はブドウ糖の補給にもなりますが、取りすぎると、疲労物質の乳酸が大量に発生して、脳もカラダも余計に疲れてしまいます。そこで”わさび”や唐辛子などの辛味成分を利用した食事がオススメです。特に、わさびや唐辛子に含まれている「シニグリン」という辛み成分は、少量でも鼻にツーンときて、涙が出るほどの刺激がありますが、食欲を刺激して、食べる活力を取り戻してくれるでしょう。また鼻にツーンと来たと同時に、頭脳も明晰にする作用もあるので、クヨクヨとして悩みが幾分晴れてるかもしれません。カラダの中から元気を出すよう心がけてみましょう。

重要な栄養成分

シニグリン

わさびや辛子に含まれる辛み成分です。すりとろすと、化学反応が起きて、「アリルからし油」に変化します。殺菌作用や食欲増進、頭をスッキリさせる作用があります。細かくおろすほど効果が高まると言われています。

ジアスターゼ

ストレスやショック状態で食欲不振とは逆に、暴飲暴食に走るケースもあります。その時は食べ過ぎで傷んだ胃を修復するために、大根に含まれているジアスターゼが効くでしょう。食べ過ぎたな…と思ったら、焼き魚に大根卸しを加えたり、大根おろしと主に蕎麦をいただいたりして、胃と、ストレスで疲れた心身の回復を目指しましょう。

参考レシピ

お刺身と練りわさび

新鮮な魚介類の刺身や握りずしは、わさびと共に食べるのが一般的です。生の魚介類を殺菌する作用もあり、また人間の体内も殺菌する作用があります。魚介類はタンパク質食品でもあるので、ストレスで使えたカラダを回復するのにも十分な栄養補給になります。クヨクヨと悩んだり、ストレスの多い時は刺身や寿司を、練りわさびと共にいただいてみましょう。

まとめ

  • 病気やストレス、強いショック、疲労などが食欲不振の原因となります。
  • 原因がストレスやショック、疲労の場合は少しでも食べることが改善につながります。
  • わさびに含まれる「シニグリン」で食欲が湧くようになります。