ほうれん草

成分・効能など

鉄と葉酸が豊富で、貧血や冷えを予防します。

鉄が牛レバーに匹敵するほど多く含まれていますが、ほうれん草の鉄は吸収が低い「非ヘム鉄」なので、ビタミンCや動物性食品の鉄と一緒に摂ると吸収が高まります。またマグネシウムも多いので、カルシウムの吸収を高め、PMS(月経前症候群)の症状を和らげてくれます。

夏に出回るほうれん草よりも、旬の冬に出回るほうれん草の方が、栄養価が高く、ビタミンCに関しては、夏のものよりも3倍ほど多いと言われています。アク(シュウ酸)があるので、塩茹でしてからいただきましょう。またシュウ酸の少ないサラダほうれん草なども登場しましたが、小さなお子さまは、サラダほうれん草であっても加熱調理してからいただきましょう。

カロリー:100g中20kcal (1束平均300g:60kcal)

選び方

旬の時期:12~1月

緑の濃い葉で、ピンと張っていて、みずみずしいものが良品です。茎がしっかりしていることもポイントです。

保存方法

葉先が乾かないよう、湿らせた新聞紙やクッキングペーパーで包み、ビニール袋に入れてから冷蔵庫で保存しましょう。

相性のいい食べ物

スクランブルドエッグとほうれん草のソテー、また茹でたほうれん草をフライパンの上で円状に並べ、真ん中に目玉焼きを入れた「巣ごもりエッグ」など、卵とほうれん草のメニューは数多くあります。

ほうれん草には、造血作用のある葉酸、赤血球のもととなる鉄が豊富なので、卵のタンパク質と合わせると鉄の吸収が高まります。貧血予防などにもいいでしょう。