セレン

アンチエイジングやガン予防、抗酸化作用が期待!

セレンは、強い抗酸化力をもつミネラルで、セレニウムとも呼ばれています。活性酸素の害から細胞を守って、特にグルタチオンペルオキシダーゼという酵素タンパク質の成分となります。そして細胞を壊して老化を招く過酸化脂質を分解する役目があります。

セレンは、抗酸化作用のあるビタミンEと合わせて摂ると、相乗効果でより多くの効能が得られるでしょう。

不足すると…!?

不足する心配はほぼありませんが、摂取量が1日25㎍以下になると、肺ガンなど、様々な疾患の罹患率が高まります。

摂りすぎると…!?

1日に300㎍以上摂るなど、過剰摂取が続くと、爪の変形や吐き気などの中毒症状が現れることも。サプリメントによる過剰摂取に気を付けましょう。

セレンを多く含む食品

肉類や魚介類、卵、小麦由来のパンやパスタなどに多く含まれています。育った土壌中のセレン濃度が影響すると考えられています。

  • 肉類
    豚レバー:67㎍、牛リブロース:11㎍
  • 魚介類
    カレイ:110㎍、まぐろ(赤身):110㎍、かつお:100㎍、あじ:77㎍、さば:64㎍
  • その他
    卵:32㎍、パスタ:28㎍、食パン:24㎍

1日の摂取基準

 年 齢 推奨量(㎍) 耐容上限量( ㎍)
男/女
0~5ヶ月 15* 15*
6~11ヶ月 15* 15*
1~2歳 10 10 50
3~5歳 15 15 70
6~7歳 15 15 100
8~9歳 20 20 120
10~11歳 25 20 160/150
12~14歳 30 25 210/200
15~17歳 35 25 260/220
18~29歳 30 25 280/220
30~49歳 30 25 300/230
50~69歳 30 25 280/230
70歳以上 30 25 260/210

*は目安量です。妊婦は+5、授乳婦は+20を付加してください。
「日本人の食事摂取基準」より抜粋

まとめ

  • 強い抗酸化作用で、活性酸素の害から細胞を守ります。
  • ビタミンEと合わせて摂取すると、抗酸化力がより高まります。
  • 不足すると、ガンなどのリスクが高まる可能性があります。