3月1日は「豚の日」~ソーセージの歴史と栄養成分
豚肉を加工した代表的な加工保存食品である「ソーセージ」。
お子さんの大好物でもありますが、大人になってからもお弁当のおかずや、朝食に、毎日のように取り入れている方も多いでしょう。
3月1日は「豚の日」なので、豚にちなんでソーセージについてご紹介します。
ソーセージの歴史
ソーセージの歴史は古く、推測では3500年ぐらい前と考えられています。古代エジプトの頃には、それらしきものを食べていた、という記録も残っています。当時は山羊の腸に肉を詰め、燻(いぶ)したものが食べられていました。その製法が今でも残っており、ソーセージは「燻製(くんせい)」料理の代表格でもあるのです。
なぜ豚肉を使うの?
これには様々な説がありますが、牛肉や鶏肉は、新鮮なものであれば、生食が可能です。近年、生食は、食中毒の観点から、あまり進められていませんが、牛肉のタタキ、そしてステーキでも生焼のレアなどがありますね。そして鶏肉も鶏刺にしてお造りにする甘く、両者とも高級寿司店で取り入れられた時期もありました。
しかし、豚肉は今のように食中毒云々が厳しくなったという理由で、生食が難しくなったわけではなく、昔から、「焼いて食べる」のが当たり前の食肉でした。豚特有に潜む微生物が原因のようです。そこで、肉をと殺後、塩蔵にして肉を腸に詰め込んだのがはじまりとも言われています(諸説あり)。
今でもソーセージ製造では、この豚肉特有の微生物の繁殖を抑えるため、塩は欠かせません。
豚肉の種類
- ウインナーソーセージ
日本でもお馴染みですが、オーストリアのウィーン発祥のソーセージ。ウインナーの由来はウィーンのことだったのです。本場では豚肉と牛肉の合いびきでケーシング(ソーセージの皮)は羊腸が使用されています。 - フランクフルトソーセージ
ドイツのフランクフルト発祥のソーセージです。原料は豚肉のみで、ケーシングは羊腸です。 - サラミソーセージ
イタリアのドライソーセージです。豚肉と牛肉の両方の脂肪分を練り込んでいます。他のソーセージよりもやや赤いのは牛肉を入れているから。白い部分は脂肪分です。また他のソーセージと違い、イタリアでは燻製をしません。ただしドイツなど他の国で製造する時は燻製を行っているケースもあります。
ソーセージの栄養成分
- ビタミンB群
基本的に豚肉がベースなので、ビタミンB1とB2と疲労回復作用のあるビタミンが豊富です。またこの2つのビタミンは、糖質と脂質の代謝をする役目があるので、ダイエット食にもいいのです。ただ、ビタミンB群は、他の栄養素と一緒に働くので、いくら大好物だからと言って、野菜を一緒に食べずに、ソーセージばかり食べるのはいただけませんね。 - 亜鉛
味覚障害や、風邪、花粉症対策に役立つミネラルです。 - ナイアシン
精神安定作用、抜け毛予防、不眠症などの改善に役立ちます。 - リン
骨や歯を形成するのに必要ですが、リンは摂りすぎる傾向にあります。ソーセージを毎日のように食べている方は、数日置きにしたり、食べる量を減らすなど、摂りすぎないように注意しましょう。 - ナトリウム
ソーセージは塩分が多めの加工食品です。リン同様、毎日ソーセージを食べている方は量を控えるようにしましょう。
ソーセージは、ジャンクフード扱いされることも多いですが、適量を守れば、健康にいいこともあります。たっぷりの野菜と共に、取り入れてみましょう。
豚肉の詳細についてはこちらをご覧ください!
⇒ http://wbn-japan.com/pork/
また、当サイトの管理者が運営するブログでは、豚肉を使ったレシピを多数ご紹介しています!そちらもあわせてご覧くださいね。
⇒ http://www.vege-bible.net/search?q=豚肉
3月1日は「豚の日」!美味しい、ポーク料理を楽しんでください。