牡蠣(かき・カキ)

成分・効能など

鉄や亜鉛、マグネシウムなど、ミネラルの宝庫です。「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価の高い魚介類です。

中でも亜鉛の含有量が食品の中でもトップクラスで、味覚機能を維持します。味覚障害の改善にもいいでしょう。旬の時期は生でも食べれますが、ノロウイルスの原因食材でもあるので、真水でしっかりと洗いましょう。他に疲労回復作用が望めるグリコーゲンも豊富です。

ビタミンCを含んだ食品と摂ると、鉄の吸収が高まり、造血作用や貧血予防が期待できます。

カロリー:100g中60kcal (1個平均15g:9kcal)

選び方

旬の時期:10~12月

冬の旬の時期の牡蠣(かき)は、グリコーゲンの含有量が10倍に増えると言われています。パック入り商品は、予め「生食用」、「加熱用」の明記があります。料理の用途に伴い、目安にしましょう。「加熱用」はくれぐれも生で食べないようにしましょう。

保存方法

むき身のものも、殻つきのものも、密封容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。鮮度が落ちやすいので冷凍保存には向きません。

相性のいい食べ物

ほうれん草、小松菜

ほうれん草や小松菜にも鉄が多く含まれていますが、植物性なので「非ヘム鉄」です。牡蠣の鉄は「ヘム鉄」でカラダへの吸収率が高いので、一緒に摂ることで、非ヘム鉄の吸収も高まります。女性は月経などで鉄分が奪われがちなので、月経時に牡蠣と一緒にほうれん草や小松菜を食べておくと貧血予防や冷え予防になるでしょう。