腎臓の調子が思わしくない(腎炎)

原因

細菌やウイルスの感染で腎臓に炎症が起きているかもしれません

腎臓の主な働きの1つは、カラダで不要となった塩分などの物質をろ過して、尿として排泄することです。

しかし、腎臓の働きが低下してしまうと、タンパク質が吸収されずに、尿中に出てしまうことがあります。また、体内の塩分の排泄もうまくできなくなるため、むくみや高血圧などの症状も現れてきます。

腎臓の代表的な疾患は「腎炎」で、急性腎炎と、慢性腎炎があります。風邪などのウイルスや細菌が感染して、腎臓に炎症が起こるのが、急性腎炎です。

予防と対策

塩分を控えて、タンパク質の代謝を高めましょう

塩分の摂りすぎや、極度なタンパク質摂取は腎臓の機能に負担をかけてしまいます。医師の指示に従って摂取制限を行いましょう。

タンパク質の代謝を助けるビタミンB2を含んだ食品を摂るのが予防や改善につながるでしょう。ビタミンB2はマッシュルームや納豆に多く含まれており、腎臓の負担を減らします。

また、ビタミンCも、ウイルスや細菌の感染を防ぐ作用があるので、トマトやブロッコリー、レモンなども摂取するようにしましょう。

重要な栄養素

ビタミンB2

水溶性ビタミンの1つで、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関与します。全身の成長を促して、皮膚や髪、爪などを健やかに保つ作用もあります。マッシュルーム、納豆、卵、チーズなどが摂取しておきましょう。

参考レシピ

マッシュルームと玉子のピラフ

腎臓の調子が思わしくない時に、ガッツリお肉や魚介類を食べると負担になるかもしれませんが、卵なら少量の上、アミノ酸スコア100の良質なタンパク質です。卵にもビタミンB2が含まれているので、マッシュルームと共に、ピラフにして頂きましょう。ビタミンCが摂れるネギをトッピングすると理想的なメニューとなるでしょう。味付けは塩分を控え、薄味にしましょう。

まとめ

  • 風邪などのウイルスや細菌に感染すると腎臓に炎症が起きやすくなります。
  • 腎臓の機能が低下すると、タンパク尿、むくみ、高血圧などを引き起こします。
  • 塩分やタンパク質食品を控え、腎臓の機能を助けるビタミンB2入り食品を!