みかん

成分・効能など

一般的に、みかんと呼ばれているのは、温州みかんのことをさします。実のオレンジ色の部分は、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどの抗酸化ビタミンが含まれています。β-カロテンは、肌を酸化から守って、健やかに保つ作用があります。またβ-クリプトキサンチンには、ガン予防効果が期待できます。

近年、みかんに多く含まれるシネフリンという酸味成分に、体脂肪を分解し、脂肪を燃焼する作用がある、と期待が高まっています。みかんの酸味はクエン酸によるもので、疲労回復につながるでしょう。

カロリー:100g中45kcal (1個平均100g)

選び方

旬の時期:11~1月

皮の色が均一で、鮮やかなものが良品です。小ぶりのみかんの方が甘くて美味しいでしょう。

保存方法

風通しのいい冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫よりも常温の方が日持ちがします。

相性のいい食べ物

じゃがいも

じゃがいもを加熱すると、デンプン質がビタミンCを包んで守るため、ビタミンC補給になります。みかんと一緒に摂ることで、β-クリプトキサンチンとの相乗効果で免疫力をUPして、風邪などの感染症予防につながります。ポテトサラダの隠し味にみかん果汁をしぼったり、皮を取り除いたみかんを一緒に和えたりして楽しみましょう。

食べる時の注意点

薄皮や白い筋も残さず食べましょう

実を覆っている薄皮や白い筋には、ビタミン様物質であるビタミンP(ヘスペリジン)が豊富で、血管壁を強くしたり、ビタミンCの吸収を助ける作用があります。薄皮や白い筋ごと食べるようにしましょう。またこれらには、食物繊維も豊富です。