ニキビ(吹き出物)

原因

肌の角質層の代謝が低下しています

思春期は新陳代謝が活発で、皮脂分泌もさかんに行われています。余分な皮脂が毛穴に詰まると、そこにアクネ菌が繁殖し、ニキビとなります。

一方、大人のニキビは、メカニズムが違い、原因は複雑になってきます。不規則な生活やストレス、ホルモンバランスの乱れ、化粧品などが原因で肌の角質層の機能が低下するのが原因の1つと考えられています。そうすると、角質層のターンオーバーがうまくいかなくなり、古い角質層が毛穴をふせいで、ニキビができてしまうのです。

予防と対策

肌の再生力を高め、皮膚の粘膜を守りましょう!

大人ニキビの場合は、肌を清潔にしようと、洗顔をマメにすると、かえって肌を傷つけ、悪化させる要因にもなります。

まずは、生活リズムを整えて、肌本来の再生力を取り戻しましょう。食事では貝類やキノコ類に多いビタミンB群を摂りましょう。中でも牡蠣やあさりなどに多いビタミンB12がオススメです。また葉物野菜に多く含まれる葉酸も細胞の代謝を促し、肌の再生力を高めてくれるでしょう。

ビタミンAやビタミンB2も皮膚の代謝を促すので、食事から摂りいれるようにしましょう。

重要な栄養素

ビタミンB12

水溶性ビタミンの1つで、葉酸とともに、細胞の代謝に関与し、肌の再生力を高めてくれます。赤血球の合成を助け、神経の機能を正常に保つ働きがあります。レバーや魚介類に多く含まれます。

参考レシピ

あさりがたくさん摂れるクラムチャウダーや、牡蠣のホワイトシチューに、ほうれん草や小松菜、ブロッコリー菜の花など、緑の濃い野菜をたくさん入れて作ってみましょう。緑の濃い野菜には葉酸がたくさん含まれます。

まとめ

  • 思春期のニキビと大人ニキビは、原因やメカニズムが違います。
  • 肌の再生力を高めるビタミンB12の摂取が特に必要です。
  • レバーや牡蠣、あさり、のりなどを緑の濃い野菜と一緒に摂取しましょう。