筋肉痛

原因

筋肉の損傷や炎症、そして筋肉に疲労物質が溜まっています

週末に張り切って、スポーツジムにこもってエクササイズをしたり、ゴルフ、テニス、スキー、ショッピングで歩き回ったりすると、しばらく筋肉痛が取れない場合があります。スポーツ選手のように毎日の運動習慣があれば、筋肉が慣れて丈夫になってきますが、普段は家事やオフィスワークだけ、という人が急にカラダを動かすと筋肉痛になることがあります。

筋肉痛は、普段は使わない筋肉を使ったり、ハードな運動をした時に起こりやすく、筋肉の組織の破損や炎症が起こっていたり、乳酸などの疲労物質が筋肉に溜まって起こる場合があります。

予防と対策

ビタミンB6とタンパク質を摂取しましょう

筋肉痛の痛みをできるだけ早く取り除くには、筋肉を構成する材料となるタンパク質食品を摂取しておきましょう。なかでも、バリン、ロイシン、イソロイシンというアミノ酸が損傷した筋肉組織の修復に役立つでしょう。また、タンパク質の代謝を高めるビタミンB6も一緒に摂っておくと改善が早まるでしょう。

ビタミンCやビタミンEの摂取も筋肉痛を和らげる作用が期待できます。

重要な栄養素

ビタミンB6

水溶性のビタミンで、食事から摂ったタンパク質をアミノ酸に分解してから、人体に必要なタンパク質に再合成する働きがあり、筋肉にとっては非常に重要な栄養素です。また、免疫力を高めるので感染症などの予防にも必要なビタミンです。豚肉、レバー、鯖(さば)などに多く含まれています。

参考レシピ

トンカツ、ポークピカタ、ゴーヤチャンプル

これらのメニューには、豚肉と一緒に卵を使います。トンカツはパン粉をつける時に卵を使用しますし、ポークピカタも豚肉の表面に卵をつけて、両面焼きます。ゴーヤチャンプルはゴーヤと共に、豚肉と卵を使った炒め物です。豚肉と卵を一緒に摂ることで、良質なタンパク質が体内に補え、ビタミンB6補給にもつながります。つけあわせの野菜にはビタミンCやEが採れる緑黄色野菜がオススメです。ゴーヤチャンプルはゴーヤからビタミンCが採れるので1皿で必要な栄養が採れますね。

まとめ

  • ハードな運動などで筋肉組織の損傷、炎症、また疲労物質が溜まっている時に起こります。
  • 肉類、魚介類、卵など筋肉の材料となるタンパク質食品を摂りましょう。
  • 豚肉や鯖に豊富なビタミンB6は筋肉を構成する重要な栄養素です。