里芋(さといも)

成分・効能など

里芋がネバネバとしているのは、ガラクタンという成分とムコ多糖類によるものです。ガラクタンは食物繊維の1種で、脳の細胞を活性化して、免疫力を高める作用が期待できます。

またムコ多糖類には、粘膜を保護する作用があるので、体内にウイルスや細菌が入るのを防いで感染症予防になります。

体内の余分な塩分を排出するカリウムも豊富なので、高血圧予防にもなるでしょう。

カロリー:100g中58kcal (1個平均50g:29kcal)

選び方

旬の時期:9~11月

おしりの部分がフカフカしているものは実が締まっていないので、避けるようにしましょう。切り口が白くてツヤがあるものを選びましょう。古くなってくると、赤い斑点や変色が出てくるので避けるようにしましょう。

保存方法

泥付きのまま新聞紙で包んで、風通しのいい場所で常温保存しましょう。

相性のいい食べ物

タコ、イカ

タコやイカと一緒に里芋を煮る料理は和食の代表的なお惣菜として定番ですね。里芋は水分以外のほとんどがデンプンなので、加熱すると消化や吸収がよくなります。タコやイカのタンパク質と一緒に摂ると、タンパク質を効果的に吸収できます。またタコやイカはタウリンを含むので、タンパク質と共に元気なカラダ造りにもいいでしょう。