しいたけ(椎茸・シイタケ)
成分・効能など
しいたけはカロリーが低く、食物繊維の1種β-グルカンが豊富です。コレステロール値を下げたり、血圧を下げるなど、生活習慣病予防や便秘の予防、そして抗がん作用も期待できます。
カロリー:100g中18kcal (1枚平均13g:約2kcal)
選び方
旬の時期:3~5月、9~11月
生のしいたけは、肉厚で表面に傷のない、ツヤがいいものが良品です。干ししいたけは、大きくて表面が茶色いいものを選びましょう。
保存方法
生のしいたけはビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。干ししいたけは乾燥剤を入れて、缶など密封容器に保存してください。
相性のいい食べ物
昆布
精進料理では、干ししいたけと昆布でお出しを取るのが定番ですが、しいたけのビタミンDは昆布に含まれるカルシウムの吸収率を高め、骨を丈夫にする働きがあります。昆布のもつグルタミン酸で料理の旨味もUPします。昆布としいたけの組み合わせは佃煮など、日本の伝統料理にも多い組み合わせです。
ごま
ごまに含まれるアミノ酸と、しいたけの旨味成分グアニル酸を一緒に摂ると、グアニル酸がもつ脳の老化予防作用が高まります。ボケ防止、物忘れ、記憶力UP、集中力UPなどに役立つ組み合わせです。
食べる時の注意点
生のしいたけはなるべく洗わずに調理しましょう
生のしいたけは表面にゴミや虫がついていることはほとんどありません。風味や栄養成分を逃さないように、水でなるべく洗わず、気になるところは清潔な布巾で拭く程度にして、調理しましょう。
干ししいたけの戻し汁は捨てずに利用しましょう
干ししいたけは水で十分に戻します。1晩ほど置くのが理想的です。戻し汁にも栄養や旨味成分が溶け出しているので、捨てずに、料理のお出汁として利用しましょう。
生のしいたけは調理前に2~3時間日光に当てる
生のしいたけは、紫外線に2~3時間当てだけで、ビタミンDの含有量が増えます。ビタミンDはカルシウムの吸収をよくするので、調理前に干して、ビタミンDの含有量を増やしておきましょう。干ししいたけは天日干しの製品はビタミンDを含みますが、大量生産で機械で乾燥させたものはビタミンD量がほとんどないので、天日干しのものを選ぶようにしましょう。