歯茎から血が出る(歯周病)

原因

口内が不衛生になっていて、歯茎が炎症を起こしています

歯茎からの出血で一番疑わしいのは、歯周病です。歯の表面や歯と歯茎の間に歯垢(しこう)が溜まり、歯茎に炎症が起きる病気です。歯茎が赤くなり、歯茎から出血するのが特徴です。進行すると、歯の土台となる歯槽骨(しそうこつ)まで炎症が起き、歯が抜けやすくなります。

またビタミンCが欠乏することで起こる「壊血病(かいけつびょう)」の症状でも、歯茎から出血することがあります。

予防と対策

ビタミンCの摂取を増やし、歯茎を守りましょう

歯周病の治療の基本は、歯垢(しこう)を取り除いて、口の中を清潔にすることです。また唾液には、歯の汚れを洗い流す働きもあります。食物繊維の多い食品をよく噛んで食べると、唾液の分泌が増え、口内が清潔に保たれるでしょう。

そしてビタミンCには歯茎を丈夫にして、細菌から守る作用もあります。他に、納豆に豊富なビタミンKは血液を固めて、出血を止める作用もあります。

重要な栄養素

ビタミンC

ビタミンCはタンパク質と共に、コラーゲン生成だけでなく、口の中の粘膜を丈夫にし、修復する作用もあります。パプリカ、ゴーヤ、ほうれん草、トマトなどの緑黄色野菜や、果物に多く含まれています。

参考レシピ

ゴーヤチャンプル

ビタミンCの多いゴーヤと共に、豚肉や卵などのタンパク質食品がしっかりと補える理想的なメニューです。豚肉はビタミンB群も豊富なので、疲労回復にもオススメです。

まとめ

  • 口内環境が不衛生となり、ビタミンCが欠乏することでも起きます。
  • ゴーヤやパプリカなどビタミンCを多く含む野菜の摂取で歯茎を丈夫にしましょう。
  • 食物繊維の多い食品をよく噛んで食べると唾液の分泌が増えて、口の中が清潔になります。