不眠
原因
生活習慣の乱れやストレスが原因
「眠りが浅い」「眠っても疲れがとれていない」「途中で目が覚める」「寝つきが悪い」など、きちんと睡眠時間を確保しているにも関わらず、ぐっすり眠れない日が続く状態を「不眠」と言います。
不眠の多くは、不規則な生活や、精神的なストレスが原因となっていることが多いでしょう。一過性のものなら問題はありませんが、不眠が続いてしまうと、脳やカラダには疲れが溜まる一方で、血圧や血中脂肪、血糖値などに影響を及ぼすかもしれません。これらが引き金となって生活習慣病を招くことにもなるでしょう。
予防と対策
脳をリラックスさせるのが第一!
「眠らなければいけない!」と思えば思うほど、プレッシャーとなって、余計に眠れなくなります。自然と安眠を誘えるよう、脳をリラックスさせるのが得策です。脳をリラックスさせるには脳内の神経伝達物質であるセロトニンの材料となるトリプトファンの摂取がオススメです。
また、山芋に豊富な「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」やかいわれ大根に含まれるメラトニンにも安眠作用が期待できます。
そして寝る前にスマートフォンやパソコン、TVなど、強い光を発するものを観ないようにし、眠る前の1時間前ぐらいからは、部屋の照明も間接照明だけにするなど、眠りやすい環境に整えることも大切です。
重要な栄養成分
トリプトファン
必須アミノ酸の1種で、脳内の神経伝達物質セロトニンの材料となる成分です。精神を安定させる作用があり、鎮痛作用、安眠作用なども期待できます。バナナ、乳製品、卵、大豆製品などの多く含まれています。
DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)
山芋に豊富な成分で、女性ホルモンなどの材料となる成分です。安眠作用や、若返り作用が期待できる成分です。
参考レシピ
納豆+トロロ+カイワレ大根 丼
納豆にトロロ、卵を入れてよく混ぜ合わせ、ご飯にかけるだけです。かいわれ大根をたっぷりとトッピングしましょう。納豆や卵からトリプトファンが、トロロ(山芋)からDHEA、そしてカイワレ大根からはメラトニンが取れるので、夕食に取り入れて、体内から安眠できる環境を整えましょう。
バナナ&ヨーグルト
定番の組み合わせですが、夕食時にいただくと、心地よい眠りを誘うかもしれません。またヨーグルトの乳酸菌は、近年、夜に摂取すると眠っている間に腸に働きかけ、朝の腸活に役立つと注目されています。十分な睡眠と共に、腸もキレイにできて一石二鳥でしょう。
まとめ
- 生活習慣の乱れや、精神的なストレスが原因です。
- 脳をリラックスさせるトリプトファンを摂取しましょう。
- 山芋に含まれるDHEAやカイワレ大根に含まれるメラトニンにも安眠作用があります。