唇の荒れ・乾燥

原因

体内の水分量が減ると唇の粘膜が乾燥します

皮膚には、汗腺や皮脂腺があり、自ら潤いを保つようにできていますが、唇にはその汗腺や皮脂腺がありません。そのため、唇の粘膜はカラダの水分(体液)で潤いを保っているのです。

風邪などで高熱が出ると、唇がカサカサに乾燥するのは、体内の水分が熱によって奪われてしまったためです。加齢や過労によって体内の水分が少なくなったり、水分補給が不十分な時にも唇が乾いてしまいます。

予防と対策

ビタミンB2を摂取して、十分な水分補給を!

特に冬は空気が乾燥しています。夏よりも喉の渇きが感じにくいので、水分補給を怠りがちですが、しっかりと水分補給をしておきましょう。

唇や舌など口にまつわつわる器官の健康は、ビタミンB2の摂取が効果的です。不足すると、口内炎や口角炎ができやすくなります。ビタミンB2は、脂質、タンパク質、糖質の代謝を促す作用もあるので、スタミナや免疫力UPにもつながるでしょう。

ビタミンB2は、糖質の代謝を高めるビタミンB1と一緒に摂ると、相乗効果で効果が高まります。ビタミンB1の多い玄米と、ビタミンB2の多い納豆の組み合わせは理想的な組み合わせです。

重要な栄養素

ビタミンB2

脂質やタンパク質、糖質の代謝に関与する水溶性のビタミンです。皮膚や粘膜、髪、爪などを健康に保つ重要な栄養素でもあります。レバー、納豆、チーズ、ヨーグルトなどに豊富です。

ビタミンB1

豚肉、玄米、納豆などに豊富な水溶性ビタミンです。特に糖質の代謝に必要不可欠な栄養素で、エネルギーを生み出します。ビタミンB2と一緒に摂ると、新陳代謝も活性化されて疲れにくいカラダになるでしょう。

参考レシピ

納豆と豚肉の卵丼

ご飯の上に、納豆、豚肉、卵、そして緑黄色野菜をトッピングするだけです。ビタミンB1とB2を気軽に摂取できます。ご飯はできれば玄米にするとビタミンB1量が増やせるでしょう。ビタミンB1とB2の組み合わせは、ご飯などの糖質も代謝します。特に納豆はビタミンB1とB2が同時に摂取できて◎!

まとめ

  • 加齢や発熱などで、体内の水分が奪われると唇の粘膜が乾いてくる
  • 納豆や乳製品に多い、ビタミンB2を摂ることで唇の粘膜の健康が保てるでしょう。
  • 豚肉や玄米に多いビタミンB1と、B2を一緒に摂ると効果が高まります。