バナナ

成分・効能など

バナナは、炭水化物(糖質)が多いので、食べるとすぐにエネルギー源に変わり、即効性と持続性のある高エネルギー食品となります。

オリゴ糖を多く含んでいるので、消化・吸収がよく、腸での善玉菌の栄養になって、腸内環境を整えます。1日1本食べるようにするだけでも、便秘の予防や改善に効果が期待できます。体内の余分な塩分を排出するカリウムも豊富で、むくみの解消にも役立つでしょう。

抗酸化作用のあるポリフェノールも多く、動脈硬化を防いで、抗ガン作用も期待できるでしょう。

カロリー:100g中86kcal (1本平均130g:112kcal)

選び方

旬の時期:通年

ヘタに傷がなく、皮に丸みを帯びているものが良品です。シュガースポットがないものを選ぶと日持ちしやすいでしょう。

保存方法

熟成後は、1本ずつビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。しかし、13度以下だと低温障害で傷んで、黒ずんできます。

相性のいい食べ物

ヨーグルト

バナナだけでも整腸作用が期待できますが、乳酸菌が豊富なヨーグルトと一緒に摂ると効果が高まります。腸をキレイにして、大腸ガンの予防にもいいでしょう。

豚肉

豚肉を使った料理のデザートや食前にバナナを食べると、豚肉に豊富なビタミンB1がバナナの糖質を代謝して、エネルギーに変換してくれるので、スタミナUPにつながります。

小松菜、ほうれん草、にんじん

小松菜やほうれん草、にんじんなどに豊富なβ-カロテンとバナナに含まれるポリフェノールを一緒に摂ると、抗酸化力がパワーアップされ、動脈硬化や、高血圧、心臓病などの予防になります。バナナと一緒にこれらの野菜と共にスムージーにていただいてみましょう。

バナナの食べ頃

バナナは、皮がまだ青い時に収穫されます。日本では輸入品に頼っているので、流通途中でだんだんと熟成されて皮が黄色くなりはじめます。スーパーで並んでいる時は、まだ皮に青い部分が残っている時もあります。しかし、バナナは皮が黄色い間はまださほど甘くなく、食べごろではありません。皮に黒い斑点が出てきたら、糖度が回り、食べ頃になります。この黒い斑点を「シュガースポット」といい、食べ頃のサインと言われています。ただ、購入時にシュガースポットが出ていると日持ちがせず、すぐに傷んでしまうので、購入時は先述の「選び方」をご参照ください。