貧血

原因

体内の鉄が不足し、カラダが酸欠状態になっている

血液は赤血球に含まれるヘモグロビンという赤い色素成分が中心となって、全身に酸素を運んでいます。

ヘモグロビンの材料となるのが鉄ですが、鉄が不足すると、血液中のヘモグロビンが少なくなります。そうすると、全身の細胞に酸素が不足し、倦怠感、動悸、息切れ、めまい、食欲不振などの症状が出てきます。これは「鉄欠乏症貧血」の特徴的な症状で、貧血の中でも一番多いタイプのものです。

予防と対策

鉄、葉酸をしっかりと補給して血液から健康に

月経のある女性は、定期的に体内の鉄が奪われてしまいます。しかし、鉄はカラダで造ることができず、食品からの吸収も低いので、すぐに不足してしまいます。ほうれん草やモロヘイヤ、小松菜などには鉄が豊富ですが、「非ヘム鉄」のため、カラダに吸収されずに排出されてしまいます。肉類や魚介類に含まれる「ヘム鉄」からしっかりと摂取しておきましょう。ビタミンCを一緒に摂ると、鉄の吸収が高まります。

赤血球の材料になる成分の1つに葉酸があります。葉酸が不足すると赤血球が造れないのでこれも貧血の原因となります。葉酸は緑黄色野菜に多く含まれるので、しっかりと摂取しておきましょう。

重要な栄養素

酸素を全身に運ぶ役目のあるヘモグロビンの構成成分です。体内への吸収率が低いので、ビタミンCと一緒に摂るようにしましょう。特に月経時には鉄が奪われるので、しっかりと補っておきましょう。レバー、牡蠣、牛肉・羊肉の赤身(ヘム鉄)、そしてほうれん草、小松菜、ニラ、モロヘイヤ、納豆(非ヘム鉄)に含まれます。

葉酸

ビタミンB群の1つで、水溶性のビタミンです。ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草、ニラ、水菜、モロヘイヤ、小松菜などに多く含まれています。赤血球の材料となり、細胞の合成にも関与します。退治の発育にはとても重要な栄養素です。

参考レシピ

牡蠣フライと緑黄色野菜のサラダ

牡蠣には鉄が豊富に含まれています。鉄がカラダに吸収されるよう、レモン果汁もしっかりとかけましょう。また葉酸、鉄、ビタミンCも採れる、水菜やほうれん草を使ったサラダも一緒に食べるようにしましょう。

レバニラ

ニラは、鉄、葉酸、ビタミンCが入った貧血予防にピッタリの野菜です。レバーは鉄の含有量が食品の中でもトップクラスなので、定番のレバニラは血液レベルから健康になるレシピの代表格とも言えるでしょう。

まとめ

  • 貧血の多くは「鉄欠乏症貧血」で体内の鉄がたりてないことが原因です。
  • 牡蠣、レバー、ほうれん草、モロヘイヤに豊富な鉄を、ビタミンCと一緒に摂りましょう。
  • 水菜、ニラ、ピーマン、ほうれん草などに豊富な葉酸も造血作用があります。