1、 「栄養」と「栄養素」の違い

「栄養」と「栄養素」の違いを知っていますか?
”素”がある場合と、ない場合で、意味がずいんぶんと異なってきます。

「栄養」とは「栄養素」がカラダの一部になる過程

「栄養」と「栄養素」。さほど区別して考えたことはない、という方も多いことでしょう。しかし、実は似て非なるものなのです!

例を挙げてみましょう。
ご飯やパンには糖質が多く含まれますが、糖質は体内で消化・吸収そして分解され、カラダのエネルギー源となります。この例では、糖質が「栄養素」で、体内に入り、エネルギーとなることが「栄養」ということになります。

すなわち、食品に含まれている人体に必要な成分が「栄養素」。そして栄養素を代謝して、生命維持や健康のために利用する人体の営みを「栄養」というのです。

食事バランスを整えることで毎日の健康を維持

栄養素には多くの種類があります。
中でも糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質を3大栄養素といい、ビタミンとミネラルを加えると5大栄養素となります。
これらは「カラダのエネルギー源になる」「カラダを造るもととなる」「カラダの調子を整える」など、生命維持に欠かせない働きをします。いずれの栄養素もバランスよく摂取することが大切です。