冷え性
原因
自律神経が乱れ、カラダの隅々にまで熱が回っていない
毎日の食事の量が小食すぎたり、運動不足が続くと、体内で十分な熱が造られず、カラダが冷えてしまいます。
また、ストレスなどで、自律神経のバランスが乱れると、血流や体温の調整もうまくいかなくなり、その結果、熱が全身に回らず、これもカラダが冷える原因に…。
冷えを放置しておくと、肩こりや頭痛、便秘、下痢など、全身の不調にもつながっていくので注意しましょう。
予防と対策
血行を良くしてカラダを温めましょう!
冷えの改善は、熱を運んでくれる血液の流れをよくすることが重要です。
生姜(しょうが)や唐辛子(とうがらし)などカラダを温める作用のある香味野菜の摂取がオススメです。生姜の辛味成分はジンゲロール、そして唐辛子の辛味成分はカプサイシンです。いずれも血行を促して、カラダを温めます。
入浴も血流をよくしますが、半身浴の方が効果があるようです。ぬるめの湯船に、20分以上つかり、カラダの芯から温めるようにしましょう。
重要な栄養素
ジンゲロール
生姜に含まれている辛味成分で、加熱するとショウガオールに変化します。血行促進、殺菌、解毒、抗酸化作用、食欲増進などの作用が望め、少量でも効果が期待できます。細かく刻んだり、すりおろしたりするとジンゲロールの作用が一層高まると考えられています。
カプサイシン
唐辛子に含まれる辛味成分で、体内で脂肪を燃焼させて、エネルギー消費を促して、肥満を防ぐ作用があります。血行促進や発汗作用、体温の上昇作用、食欲増進などにも作用があります。低血圧や低体温の方もカラダが冷えているのでオススメです。また即効性があるので、食べてすぐにカラダがポカポカして汗ばんでくるでしょう。
参考レシピ
豚肉の生姜焼き
生姜の辛味成分ジンゲロールが血行をよくしてカラダを温めてくれます。また豚肉に豊富なビタミンB1が冷えで疲れたカラダを元気にしてくれるでしょう。
トムヤムクンスープ
唐辛子がたっぷりと入ったタイの代表料理。カプサイシンがたっぷりと摂取できます。また魚介類が豊富なので、タンパク質や鉄などの栄養素も一緒に摂れ、寒さに負けない体力作りにもいいでしょう。
まとめ
- 自律神経のバランスが乱れると熱が全身に回らず、カラダが冷えてきます。
- 血行促進には生姜のジンゲロールをしっかりと摂取しましょう。
- 即効でカラダを温める作用があるのは唐辛子のカプサイシン。