じゃがいも

成分・効能など

じゃがいもには、みかんに匹敵するほどのビタミンCが含まれています。みかんは生で食べるとビタミンCが補給できますが、じゃがいもは、加熱してもビタミンCがデンプンに覆われるため、加熱に強い状態でビタミンCが補給できます。

他に、脂質や糖質をエネルギーに変換するパントテン酸も豊富で、ダイエット効果も期待できます。また、体内の余分な塩分を排出して、むくみを解消するカリウムや、ガン予防に効果的なクロロゲン酸も含まれています。

カロリー:100g中76kcal (1個平均200g:152kcal)

選び方

旬の時期:5~7月

形がなめらかで凹凸があまりないものが良品です。表面に緑がかった部分があるものは古く、じゃがいも特有の毒素であるソラニンが全体に回っている可能性があるので、避けるようにしましょう。

保存方法

新聞紙に包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。常温で保存すると、芽が出やすいので、保存場所は低温のところを選びましょう。

相性のいい食べ物

にら、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤ

β-カロテンとビタミンCの両方を方に含む緑黄色野菜と一緒に食べると、じゃがいものビタミンCが酸化から守られて、効力がUPするでしょう。また、にら、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤは、他に鉄も多く含まれます。ビタミンCと共に鉄を摂ると、貧血や冷え予防になります。これらの野菜にはカルシウムも豊富なので、骨量も維持してくれるので、美肌効果だけでなく、冷え、貧血、骨粗しょう症予防など女性には嬉しい食べ合わせとなるでしょう。

卵、アボカド

じゃがいもにはパントテン酸が含まれていますが、卵やアボカドにも豊富に含まれています。一緒に摂ることで、糖質や脂質を代謝する作用が高まり、ダイエット効果が高まるでしょう。これに肉類をプラスすると、スタミナUPにもつながります。

調理上の注意

皮つきのまま水から茹でましょう

料理によって、短時間で加熱できるので、皮をむき、カットしてから茹でることも多いじゃがいもですが、肉じゃが、おでん、シチューなど、じゃがいもを丸ごと使いたい時は、カットせずに、皮ごと水からじっくりと加熱しましょう。熱が均一に通り、中までキレイに茹であがります。その後皮をむき、各料理に使うと、じゃがいもの芯まで味が浸み込みやすくなります。

芽の部分に毒性のあるソラニンが

じゃがいもの芽にはソラニンという毒素が含まれています。芽が出ていたり、皮が緑色になっている部分は、調理の際、必ず切り落としておきましょう。皮ごと茹でる場合は、茹であがって芽の部分をとると、コロッとして取り除きやすいでしょう。